スライス矯正からのプッシュアウト

改めまして、私です。


前回から少し日が空きましたが、今日は「スライス矯正からのプッシュアウトが出る理由」について考察したいと思います。


まず、断っておきたいのが「スライスの原因が違う場合」があるため、前の記事も参考にしてもらいたいと言うことです。


それでは本編…


前回、スライスの原因として肩が開きやすい傾向にあることを書き、矯正方法として肩を開かないようする(クローズ構えるなど)ことを書きました。



その上で、今回はこの修正方法だけではプッシュアウトが出やすくなる理由について考察です。


考えられる理由として


①正しいフェースローテーションが出来ていない。

②クローズに構えすぎている。

③前の打ち方が体に染み付いている。


これらの要因が挙げられます。
(もしくは全部)



まず、一つ目の「フェースローテーション」についてですが、野球のバッティングにおいては「こねる」動きと似ているため体が拒否反応するイメージです。


野球では押手を反さず押込み打つことが出来るバッターが打ち分けの出来る良いバッターとなりますが


ゴルフに置いては止まっているボールを打つため、押手を反さずにインパクトを迎えると少しフェースが開いた状態で当たります。

そこから押込み打ちをすると綺麗な
インサイドアウト」からの「プッシュアウト」になるわけです。



これを嫌がって体を回してしまい「引っかけ」が出ることも多くなります。


なので、根本的に野球の打ち方とゴルフの打ち方は違うと言う認識が必要になるかと思います。




このフェースローテーションについてはまずトップからインパクトを迎えるまでの間に、押手の掌を下に向けて捕らえるイメージで打つことです。


そうするとアームローテーションの一環で「引手の甲が下を向き、フォローの形が出来る」となるはずです。



ゴルフの動画やサイトなどでは

フォローで引手の甲が手首側に折れないように!

とか

引手の甲を下に向けてフォロースルーに入る!

とか言うてますけど




それは引手がリードしない野球人にとっては出来ないと言うか、しにくい発想なわけで。


だから、あくまでも押手の掌を下に向けることで、反対の手が逆の動きになるように考えるのが必要です。



このセットの動きになるのを忘れて
「引手は甲を下に!」
「押手は掌を下に!」

と一緒にやろうとするから


「やりすぎ」


によってスイングが崩れるわけです。


なので、フェースローテーションについては皆さんの動かせる(得意な)手をどう動かすのかだけで実践してもらいたいと思います。



次に、構えがクローズになりすぎると言う問題点については


「肩を開かないようにするためのクローズスタンスは止める」

です。

意識しないといけない部分は肩を開かない。ですが、クローズ過ぎる構えはプッシュアウトを増やすだけで、ドローが出る構えとはなりません。


あくまで「スクエア」に構えるようにしましょう。



最後に、前の打ち方が体に染み付いていることについては、一番苦労する可能性があります。


なにせ、なにも考えずに動けば前の打ち方が出るので、自分の中で違和感のある打ち方を意識しなければならない。


これを一気に改善しようと思うと

「正しい打ち方をして、正しくインパクトをする」


これを実感出来ると良いイメージが残るので、前の打ち方が出なくなるようになります。



スイングを変えるのは勇気もいりますし、最初はまともに捕らえられないことも多いですが


「正しい形を崩さない」


ように練習をする癖を着けるのが上達の近道だと思います。


長くなりましたが、今回はここまで。


次回はネタを見つけて、お役に立てるような情報を書きたいと思います!